三重臨床心理カウンセラー/恋愛依存症専門カウンセリング

依存症から自分の人生を取り戻すために

依存と自立と境界線

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こんばんは。

このブログは、主に恋愛依存症でお悩みの方に書いています。


心理カウンセラーの在り方について

私自身、何度も振り返ります。


恋愛依存症に限っていえば、やはり一番の目的は


『健全な自立』になります。



けれども、人間関係での傷つき体験と向き合う上で、


カウンセラーに対する依存が強まることは、避けて通れないとも感じています。


自分の意志だけで乗り越えられないのが、依存症です。


分かってほしかった痛みや苦しみを、

誰かが健全に受け皿のような存在として、引き受ける部分がなければ


立ち直ることは、とても厳しくなります。


なぜかといえば、私たちは弱い人間だからです。


愛ある神とは違うからです。

承認欲求は、人間の三大欲求と同じレベルで強いものです。


そこの部分が傷つけば、ケアが必要なのは当たり前のことなのです




ケアが行われれば、再び立ち上がって、前に進むのも

人間として自然なことです。





カウンセラーのすることは、痛みや苦しみを受け止めることと、

クライエントさんの望む方向を確認しながら、

行動してもらうことです


道端にでっかい石があるときに、どうやってその先へ行こうか?と

カウンセラー1人が考えるのではなく、

クライエントさんもともに考える、共同作業です



完全にカウンセラーに寄りかかるわけじゃない、でも


少しの支えで、あなた自身に石を飛び越えてもらうこと

そうでなければ、筋トレと同じで


あなたの心の筋肉は発達しないまま


誰かが居ないと、自分の人生を自分で歩いていくことができなくなります




いいじゃないか、私は助けてもらえればそれでいいんだ


って、ほんとですか?



自立と依存の境界線が、見えるでしょうか


こうやって本来、人と人は助け合って生きています


依存ばかりに偏っても苦しいですが、


自立ばかりを目指しても孤独になります

だから自立ばかりを叫ぶ人は、冷たいだけの人という印象をもたれがちです





あなたの意志だけで恋愛依存症を克服することは、

とても厳しいと私は思います。

だから助けは必要です。


それと同時に、

あなたが助けを求め、

これを乗り越えるんだという行動は

あなたにしか、できないことです。